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電流戦争 エジソン VS テスラ

テレビで、「電流戦争!エジソン VS テスラ」というドキュメンタリー番組をやっていました。
エジソンはあの発明王のトーマス・エジソンのこと、一方のテスラは米国に渡ったセルビア系オーストリア人のニコラ・テスラで、今ではほとんど忘れられた人ですが、世界中の送電システムで使われる「交流送電」を米国で始めた科学者です。
直流と交流での送電の話、2007年と2009年に書いているので、抜粋します。

電気の送電→http://kurotsugumi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-16
発明王といわれるエジソンが、商用電力の送電を始めた時、家庭での電気需要は、照明(白熱電灯)位だったことを考えると隔世の感です。
因みにエジソンの送電は、直流方式。エジソンは、少し遅れて交流送電を開始したウェスティングハウスに対して、交流の危険性を主張して(交流の)「電気椅子」を発明し、実際に死刑執行に使われたのは、良く知られています。しかし、この企みは失敗し、また直流送電も一敗地にまみれました。
効率に勝る交流送電の勝ちです。
《注》 テスラが交流発電をウェスティングハウスに売り込み、エジソンはエジソン・ゼネラル・エレクトリック社を設立し、両社で送電事業を競いました。

直流と交流→http://kurotsugumi.blog.so-net.ne.jp/2007-08-09
送電のロスを少なくするためには、「電圧を高く、電流を少なく」して電気を送ることが必要ですが、電気の供給側(発電所)と需要側(家庭、オフィスや工場)は高圧の必要はありません。
特に需要側は高電圧は危険で扱いづらいのです。したがって、送電は高圧にして、送電の入り口と出口で、電圧を下げれば(変圧)よいということになります。
そして変圧は「交流変圧器」、いわゆるトランスを使えば、比較的容易に、かつロスを少なく、高圧⇔低圧の変換ができます。一方の直流は今日でこそ、パワー半導体などによる変圧ができますが、当時は変圧が困難というか不可能でした。
この理由によって「交流・高電圧」の送電が行われてきました。
《注》 エジソンの送電電圧は110Vでした。需要側の電球は100Vだったそうですから、送電で10Vの電圧降下を見込んでいたというわけです。

ということで、交流送電の有利は明らかなのですが、なぜかエジソンは直流にこだわったのです。
電気椅子で実証しようとした、交流が直流より危険だという根拠はなく、これはエジソンが電気についての正規の教育を受けておらず、交流についての正しい知識が無かったためだといわれています。驚きの事実ですが、少なくともエジソンは電気理論や数学には余り強くなかったようです。

因みに、ウェスティングハウス社は、事業売却や買収などを経て、現在は存在していませんが、その流れを汲む原子力事業が東芝傘下になったものの、米連邦倒産法の適用を申請しています。
エジソン・ゼネラル・エレクトリック社は、その後エジソンを社長の座から追放し、社名からエジソンの名もはずし、現在は電機事業以外の幅広い事業を展開する大企業です。
また米国の電気自動車メーカーの、テスラモーター社は、テスラの名にちなんだ名称ということです。


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