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メダルをスマホから作る

2020年東京五輪で授与される金銀銅メダルを、「都市鉱山」で作ろうというプロジェクトが始まります。都市鉱山とは、家庭などに眠るスマホやPCなどの小型家電に含まれている金属のことです。
東京五輪で必要なメダルは、オリンピック・パラリンピックあわせて5000個ほどだそうです。
これを全部スマホやPCから採る金属でまかなうのに必要な原材料を計算すると、金が10Kg、銀が1270Kg、銅が760Kgになります。え!、金これだけ?何で銀だけ突出しているの?

金メダルが純金製であれば、どの金属も同じような量が必要ですが、実は金メダルの中身は、ほとんど銀で出来ています。かっては純金の時代もあったそうですが、現在はほとんど銀なのですね。
オリンピック憲章で、メダルの金属は定められています。
「メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位及び2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(又はメッキ)が施されていなければならない」と規定されているそうです。

ロンドン五輪の金メダルの重さは約410gで、金は6gですから、メダルの1.4%に過ぎません。
そして6%ほどが銅で、残りは銀で出来ています。なおメダルの重量はリオ五輪では500gになり、20%も重くなっていますが、金は6gですから、メッキが少し薄くなったわけです。
で、東京五輪のメダルはロンドンと同じとして、金は6g×1666個=10kgになるわけです。
銀は410g×93%×1666個×2=1270kg、同様に計算して、銅は760kgになります。
銀は金銀両メダルの大部分になるので、一番多く必要という訳です。

これだけの金属を都市鉱山で集めることが出来るのでしょうか?
小型家電リサイクルによる2015年度での回収実績は6万6千トンになります。
そしてそこから金は214kg、銀は2.5トン、銅は1466トンが再資源化されたということです。
メダルを作るのに足りる量かと思いきや、金と銅は十分な量ですが、銀は製造工程でのロスを考慮すると、必要量の半分しか達していないとのことです。
必要量の銀を集めるには、もっと小型家電の回収を増やすしかないようです。

全てのメダルをスマホやPCから作れるかどうかはともかくとして、実は小型家電リサイクルの2015年度の実績6万6千トンは、回収目標である年間14万トンの半分にも達していず、また目標値自体も低く設定されています。エアコンなど大型家電を回収する「特定家電リサイクル」のリサイクル率が概ね90%を超えているのに比べて、目標値も実績も大変低い理由はどこにあるのでしょうか?

①特定家電はメーカーや販売店にリサイクルを義務付けているのに対して、小型家電は自治体や販売店の自主的取り組みによるため、まだ広がっていない。
②特定家電は大きすぎて捨てられず、消費者は買い替えの配達時に引取りを依頼する一方、小型家電は小さいので、いつでもどこにでも捨てることが出来る。またスマホなど機密に関する懸念もあって、自宅の机の引き出しに溜まっているケースも多い。
③小型家電の回収は、量販店や公共施設に設置した回収ボックスで集める「ボックス回収」、地域にあるゴミステーションで回収する「ステーション回収」、そして不燃ゴミや資源ゴミ等から清掃工場で選別する「ピックアップ回収」があるが、その数も少なく、また消費者にリサイクルの仕組みがよく伝わっていないこと、どう処理すればよいのかわからないこと、そしてたとえ知っていいたとしても、わざわざ回収ボックスに持ち込むことが面倒なことなどです。

もっと回収ボックスを増やしたり、容易な回収方法を考案する一方で、リサイクルの意義や効果を知らしめることが必要でしょう。また何らかのインセンティブがあればとも思えます。
廃家電リサイクル→http://kurotsugumi.blog.so-net.ne.jp/2016-08-19

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機械をなぜ小さくできないか「2016分子機械へのアンチテーゼ」

 現在の機械工学における構造材料の耐久性に対する主な問題点は強度ではなく、摩擦にある。島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑(機械工学における摩擦の中心的モード)の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。
by 機械をなぜ小さくできないか「2016分子機械へのアンチテーゼ」 (2017-09-06 21:04) 

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