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ピークカット

ある時期の、ある時間に、尖った山のように増大する電力需要の「ピーク」に備えて、多大な予備電力(設備)が必要とされます。この需要の山頂を削って、なだらかにするピークカットは、発電所を何基も減らせるという意味があります。

ピークカットの方法は大きく2つあります。
1つは需要者側に設置されたスマートメーターなどによって、需要を物理的に制限してしまう方法。
もう1つは需要ピーク時の電力価格を上げて、需要者側が自発的に需要を下げる方法です。「価格メカニズムを働かせる」などと大仰にいわれたりします。

前者の実際の例では、計画停電があります。震災後、電力需給が本当に逼迫したとき、ともかくも需要を抑える為の緊急の方法でした。あちこち影響が出たのはご存知の通りです。
これを、スマートメータ-などを使って、もう少しスマートに?やろうというものです。
確実に需要を減らせますが、誰が、どこの需要を制限するのかという問題があります。
病院など、どうしても減らせない需要、何らかのインセンティブが与えられれば減る需要など様々な需要形態を、予め細かく検討し、需要抑制の方法を取り決めておく必要もあるでしょう。

後者の例では深夜電力価格があります。価格を下げて需要を増やそうという目論みです。
夜間の余剰電力を使って欲しい電力会社が考え出したのが、貯湯式給湯器。
貯めておくことができない電気の代わりに、お湯を貯めておいて後で使うというアイディアでした。
実際のエネルギー需要をシフトしたわけではないものの、売れました。しかし、IHクッキングとセットにしたので、朝晩に電気の需要が増えました。他には特にシフトした需要はないようです。
余剰電力などなくなった今となっては、安い深夜電力は、お荷物になってしまったのも皮肉です。

価格を下げても需要が増えないなら、価格を上げても、需要が減らないかも...
価格メカニズムというからには、何らかの規則性、法則性がある筈ですが、実際は「価格を下げれば、需要は増え、上げれば、減る」といった一般的な傾向をいってるだけで、どれだけ上げれば、どれだけ減るかは「やってみるまでは見当も付かない」ということになりかねません。

ということで、どちらの方法をとる、あるいは組み合わせるにしても、簡単ではありません。
事前に充分な検討が必要なのは、いうまでもありませんが...

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コメント 3

トロントの住人

こちらは既にスマートメータで時間によって電力料金が違いま〜す。安い時間帯で料理や洗濯をすると生活のリズム狂うし、自由を奪われたような、お金で操られているような感じです。計画停電とどっちが良いのでしょう。
by トロントの住人 (2014-01-25 10:54) 

森のくろつぐみ

必要なときに強制的に制限されてしまうのは嫌だし、だからといって、金に左右させられるのも嫌だし、自由に使えた時が懐かしい、となりますよね。
by 森のくろつぐみ (2014-01-25 13:51) 

トロントの住人

本当にねえ。
by トロントの住人 (2014-01-27 14:15) 

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